「 配管の中に配管?」 長期優良住宅の条件・維持管理のしやすさ

2019/12/10

「長期優良住宅って実際、他の住宅と何が違うの?」という質問をいただきました。今回は実際の現場で何が違うのかをご紹介したいと思います。

 

 

以前ブログで、“長期優良住宅とは、『性能が良く、長く安心して暮らせる家』として国に認定された住宅” ということをお話ししました。この中で「長く安心して暮らせる」ということのひとつに、「メンテナンスして、劣化速度を遅らせる」という意味もあります。毎日使う家、どうしても劣化していきます。メンテナンスすることで、より長く良い状態で使うことができるのは想像しやすいですね。したがって、予めメンテナンスしやすい家を作ることが大切になります。

 

2020年2月、平屋の長期優良住宅が完成予定です。

 

例えば家の下に埋まっている配管。配管をコンクリートで埋めてしまうと、交換をしようと思うとコンクリートを壊し、工事後にまたコンクリートを打つという工事が必要になります。そこで、長期優良住宅では、メンテナンスしやすいよう、コンクリートに埋まる部分には写真に写っている配管を使用します。(写真は、実際の現場・配管工事の様子です。2019.11)

 

 

配管自体が、筒の中にさらに筒が入っているように見えます。配管を交換する時は、内側の筒を交換するだけ。メンテナンスがしやすいです。

 

 

通常は、下記の赤枠で囲んだ部分もコンクリート(基礎)に埋まっているのですが、長期優良住宅では、メンテナンスしやすいように基礎の上に配管します。

 

 

このように、家の基礎となる配管だけでも違いのある長期優良住宅。工事自体にも申請にも費用がかかるのは事実です。しかし、「性能がよく、長く安心して暮らせる」というだけでなく、家を資産として考えるならとても意味のある長期優良住宅。ご希望の方はぜひご相談ください。

 

 

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