これからの家づくりに欠かせない“高気密・高断熱”。
ueno-edpでも目標数値を立てて取り組んでいます。
※ uneo-edp 標準性能 –高気密・高断熱–
冬、日中に太陽熱を蓄える為には断熱性能は欠かせません。また冬・夏は外気に影響されにくいよう、高気密であることも重要になります。 家全体の温度差を最小限に抑えることは、快適なだけでなく健康にとっても良いことです。 「断熱性・気密性を高める」ことが、パッシブデザインのベースになります。
『 ueno-edp 目標 UA値:0.5 (W/㎡•K)以下 』
住宅の断熱・保温性能を数値化したUA値(外皮平均熱貫流率)。値が小さいほど住宅内部から外部へ熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いと言えます。
【琴浦町の属する6地域 省エネ基準値:0.87 (W/㎡・K) 】
【琴浦町の属する6地域 ZEH基準値: 0.6 (W/㎡・K)以下】
『 ueno-edp 目標 C値 』
- 断熱材 現場発泡ウレタンのみ使用 : 0.5(㎠/㎡)以下
- 断熱材 ヒートコアパネル使用 : 0.7(㎠/㎡)以下
住宅の気密性はC値という指標で表され、建物の床面積と隙間面積で求めます。数値がゼロに近いほど気密性が優れていると言えます。当社では、断熱工事後(施工中)と完成時の2回気密測定を実施しています。
【従来の日本の目標値:5.0 (㎠/㎡)】
今回注目していただきたいのが、上記 「琴浦町の属する6地域」という表記です。
「6」?
この数値は、省エネ基準「地域区分」。建物の性能を数値化し、省エネ性が高いかどうかを判断するために必要な指標となります。
例えば、住宅見学会などで 「このお家の断熱性能を示すUA値は、0.8です」 と紹介された時に、この数値が良いかどうか判断する時に使えます。
日本は南北に長く地域により気候が異なるので、日本全体を同じ基準で見ることはしません。
市町村単位で日本全国を、「1地域〜8地域」まで8つに区分して、地域ごとに省エネの基準となる数値が示されています。
例)「UA値0.8の家は断熱性能が高い?」
①[北海道夕張市の家の場合]
地域区分は 1地域。UA値は、0.46以下だと省エネ基準を満たしていることになります。したがって、UA値0.8のお家は、夕張市では断熱性能が高いとは言えません。
②[鳥取県日南町の家の場合]
地域区分は4地域。UA値は、0.75以下だと省エネ基準を満たしていることになります。したがって、UA値0.8のお家は、日南町では断熱性能が高いとは言えません。
③[鳥取県琴浦町の家の場合]
地域区分は6地域。UA値は、0.87以下だと省エネ基準を満たしていることになります。したがって、UA値0.8のお家は、琴浦町では断熱性能が高いと言えます。
同じ間取り・仕様の家だとしても建てる場所によってその評価は異なります。自分たちがこれから家を建てようと思っている場所がどの地域かを知っておくと、工務店選びや仕様を選ぶ際に参考になると思います。
この地域区分、昨年2019年11月に見直しがありました。
見直しは、アメダス観測地点における1981〜2010年の外気温等のデータや、国土地理院の標高データ(10mメッシュ)等をもとに、気象庁が全国を1kmメッシュで区分し、区分ごとの通年の外気の温平均値等を推計したものを基に、合併の進んだ現状の市町村(1,719市町村)単位で行われました。
来年2021年3月末までは、新旧どちらも使用可能ですが、2021年4月からは新しい区分が適用され旧区分は使用することができなくなります。
鳥取県でも区分変更となっている地域もあるので、まとめてみました。
【新・4地域】
若桜町 / 日南町 / 日野町
(旧4地域のうち、倉吉市関金町・江府町が新5地域に変更)
【新・5地域】
倉吉市 / 智頭町 / 八頭町 / 三朝町 / 南部町 / 江府町
(旧5地域のうち、鳥取市一部、伯耆町、岩美町が新6地域に変更)
【新・6地域】
鳥取市 / 米子市 / 境港市 / 岩美町 / 湯梨浜町 / 琴浦町 / 北栄町 / 日吉津村 / 大山町 / 伯耆町
(参照:国土交通省「地域区分新旧表」令和元年11月版)
新築はもちろんですが、リノベーションの際に断熱性能を向上させる場合、断熱材の種類や窓やドアの仕様を決める際にもポイントとなってくると思います。参考にしていただけたら嬉しいです。
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