木から育てるWOODONEさんの商品 -無垢(むく)板 ⑥ –

2019/12/24

前回までのところで、無垢の木の「調湿効果」「断熱性」「保温性」、風合いを出し傷も目立たなくさせる「浮造り(うづくり)」、水や汚れには「キチンと処理してあれば水回りにも使える」ということを説明ました。これらのことは、WOODONEさんの商品にも共通することです。

 

気になる水や汚れ -無垢(むく)板 ⑤ –

 

今日はそれらに加え、WOODONEさんの商品の強みを紹介したいと思います。まずは、木のプロフェッショナルであるウッドワンさんのこだわりが詰め込まれた「ピノアース」シリーズについて。

 

 

ピノアースシリーズは、WOODONEさんの温暖な気候と豊潤な土壌にめぐまれたニュージーランドの森で育った木からできている無垢板です。パインという節(枝の付根の跡)の出来やすい木ですが、木が幼い頃に枝を切って手入れをしているので、節の無い美しい木材になります。この手入れを枝打ちと言いますが、地上8〜10mまで行うそうです。

 

 

なぜこんなに高いところまで枝打ちするのかというと、ウッドワンさんの商品でピノアースを使用したドアがあります。このドアでは、両サイド、縦に繋ぎ目なしで1枚の板を使いますが、この高さが2m。一本の木から、縦に4枚分この板が取れるように枝打ちをしているとのことでした。また、枝打ちのしていない高い部分の木は、無垢板ではなく、次回以降説明する突板(つきいた)等の原料として使うことで、1本の木を大切に使い切っておられるそうです。

 

 

また、無垢の木を使用する際に「木の反り」を気にされる方もいらっしゃいます。木は伐採後も動くのはいたしかた無いことです。そこで、ピノアースでは「柾目(まさめ)取り」という方法で丸太から板を取っています。

 

 

この方法だと、板が動きにくく、反り・狂い・割れが少なくなります。木目の模様も端正で落ち着いた印象です。通常、柾目は高級品ですが、ウッドワンさんが自社の森で生産しているからこそ、安定供給・安定品質・安定価格が実現されています。

森を区画化し、30年サイクルで、植林→育林→間伐→伐採、そして植林を繰り返すことで、40,000ha(東京ドーム約8,510個分!)の森が循環し再生可能な森づくりを実現しています。

またピノアースでは、床(フローリング)だけでなく、腰壁、室内ドア、クローゼット、収納などを同じ素材・色で揃えることができます。無垢材の美しい木目を引き立てるカラーバリエーションから選ぶことができます。

 

木は植えてから伐採するまで約30年かかります。ウッドワンさんがニュージーランドの森を購入されてから約30年。もうすぐウッドワンさんが植林から携わったパインの無垢板が、市場に出回るそうです。森の育成に携わっておられる方にとっては、感慨深いのでないかなと想像しています。

 

 

WOODONEさんでは、ピノアースの他に、オーク、ウォールナット、ブラックチェリー、メープルなどお好みに合わせてお選びいただける無垢材が豊富にあります。無垢材の他にも突板(つきいた)という表面が木の板で仕上げているものもあるので、その説明は次回。

 

 

 

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