気になる水や汚れ -無垢(むく)板 ⑤ –

2019/12/23

前回より、無垢のデリケートなイメージについてお話しています。

 

無垢って傷つきやすいの? – 無垢(むく)板④ –

 

今回は、水や汚れについて。

 

無垢は木そのもの。木は水を吸収するので、特に水回りに無垢の木を使うことを懸念される方も多いです。このことについてWOODONEさんに聞いてみると、「無垢でもキチンと処理してあるものであれば、水回りでもO.K!」とのことでした。だから、WOODONEさんには無垢板を使ったキッチンや洗面台もあります。

 

キチンとした処理とは?WOODONEさんの無垢板の表面には、特殊な塗膜が施してあります。この塗膜は、壊れなければ20〜30年もつそうです。塗布が壊れるのは、固いものを落とした時や研磨剤を使った時。この塗膜は、水分だけでなく汚れにも強いそうです。実際に見せていただきました。

 

無垢板に直接落書き。なんとこれ…“油性マジック”です!

 

 

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普通の消しゴムでこすると…

 

 

 

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キレイになりました!

 

 

(先ほど、研磨剤で塗膜が壊れるとお伝えしました。消しゴムにも研磨剤が入っています。ただ、この実験で同じ板を数年使用されているようですが、問題はないとのこと。ただ、ご家庭での実験はオススメしません。)

 

 

また、木には “静電気が発生しにくい” 性質があります。モップで乾拭きする時に、ホコリ等を除去しやすいです。表面がシートの場合、静電気が起きやすいため乾拭きをしてもホコリが床に逆戻りしてしまうなんてことも。「無垢は乾拭きで」と日常の掃除について説明されたことのある方もいらっしゃるかも知れません。これは木材が水気を嫌うからだけでなく、木の“静電気が発生しにくい”という特性もあるからなんですね。

 

最後にワックスについてですが、無垢板の種類によって使っているものが異なります。ウレタン塗装、オイル(自然塗料)塗装など。ワックスを購入する前に、住宅会社に相談することをオススメします。また、ワックス除去の際も同様です。万が一合わないものを使用した場合、無垢板の白濁や変色などの恐れがあります。

 

 

次回は、この度お話をうかがったWOODONEさんの無垢板の商品についてお話したいと思います。

 

 

 

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