本物の木のぬくもり – 無垢(むく)板③ –

2019/12/21

前回、身体にやさしい無垢のイメージを裏付ける理由のひとつ、「調湿効果」について説明しました。今回もその続き、無垢板の「断熱・保温性」についてお伝えします。

 

室内の湿度を調節する! – 無垢(むく)板② –

 

イメージしてみてください。

鉄筋の棒と、木の棒。真冬に棒を握った時、鉄筋は冷んやりするのに対し、木はそこまで冷たくない。

あったかいスープやお汁を飲む時、普通の焼物には取手がついていることが多いです。しかし木のお椀に取手は付いておらず、そのまま持つことができます。素手で持っても木だとあまり熱く感じない。

 

 

これは木の素材が、「熱が伝わりにくい」素材だからです。熱の伝えやすさを表した値を“熱伝導率”といい、この値が小さいほど、断熱・保温性が高いことになるのですが、これが木の素材は“コンクリートの約1/10”に抑えることができます。

 

モデルハウス等に行かれた時に「無垢のフローリングはぜひ素足で歩いてみてください。」と言われたことのある方もいらっしゃると思います。「断熱・保温性」を実感できる簡単な方法だからですね。あと、木のやわらかさも。

 

この「断熱・保温性」、木の中でも種類によって若干異なります。12月某日、実際にパインとオークを触り比べてみました。どちらも木以外の素材よりあたたかみを感じたのですが、よりあたたかみを感じたのはパインでした。これは、パインの方が、より多く空気を含んでいるからだそうです。そしてよりやわらかいのもパインでした。

 

やわらかい?それってキズが付きやすいってこと?と気になった方、それについてはまた次回。

 

 

 

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