モルタルの外壁 ①

2020/03/24

リノベーション工事の進む三朝町の現場では、外壁の修繕が進んでいます。

 

 

外壁材は “モルタル” 。

セメントと砂を水で練ったものです。

(さらに砂利を混ぜ合わせたものが コンクリート。固まっていない状態が 生コン と呼ばれます。)

 

 

 

まずは下地を塗る準備をしていきます。

 

左官屋さんが、アスファルトフェルトを貼っていきます。

アスファルトフェルトは原紙(加工した紙)に、アスファルトを含浸させたもの。防水性が高いので、雨水を室内に侵入させないために施工されます。

 

 

その上に、ラス網(金網)を施工していきます。

モルタルの剝落を防ぎます。ラス網がある分モルタルが厚くなるので、防火・耐震性能を大きく向上させます。

 

 

次に窓枠に沿って、目地棒(細長い木の棒)を取り付けます。

これは、モルタルのクラック(ヒビ割れ)、クラックからの雨水の侵入を防ぐために必要です。

細い目地棒ですが、とっても重要。

 

 

 

下地のモルタルを施工していきます。

セメントに砂(ティエスサンド:発砲ポリスチレンの細かい粉砕粒)を混ぜた “モルタル” を塗っていきます。

 

 

 

数日後、仕上げの“モルタル”を施工していきます。ここまでが左官屋さんの仕事。

 

 

 

次は防水屋さんの出番です。

目地棒を外し、コーキングを施します。

弾性に富んだ樹脂系の目地重鎮材の“コーキング”は、防水性があり雨水の侵入を防ぎます。

モルタルは硬いのでサッシ周りではクラック(ヒビ割れ)が起きやすくなります。サッシ周りに弾性のあるコーキングを施すことでクラック防止にもなり、外壁の耐久性を高めることができます。

細かな作業ですが、とっても重要なことが分かります。

 

 

 

 

次は塗装屋さんの出番、モルタルに色を塗っていきます。

その様子はまた次回。

 

 

細かく教えてくださった左官屋さんのMさん、ありがとうございます!

現場の職人さんの工程は細分化されていて、お話を伺うほどもっともっとと知りたいことが増えていきます。

職人さん同士がリレーのバトンを渡すように進んでいく現場の様子、またお伝えします。

 

 

 

 

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